20090915

台湾携帯全社(注あり)のSIMを買ってみた

 その昔、『台湾のプリペイドSIMでパケット通信する場合...(改訂版)』なんて書いたのだが、実は遠傳電信(FET)以外使ったことがなかったのだ。当時は遠傳電信で満足していたこと、そんなにたくさん使いもしないSIMを手に入れることの必要性を感じなかった(というより無駄)。特に台湾では1IDでプリペイドSIMは一枚、という制限があるので、気ままに扱っていざというとき困ったら嫌だ、と考えたのだった。

 しかし最近、遠傳電信の電波の調子が悪く(通話はほぼ可能)、いたる場所でネットワーク接続できない事態に陥っていたのだ。二週間ほど前に高鐵で高雄へ行った際も台中以降はほとんど繋がらず、ストレスを溜めに溜め、ついに思い立ったのが「全社(ただしデータ通信できるキャリア)のSIM買って確かめよう」ということ。そして、今日ようやく実行にうつした。

 空港で手続きする以外、どこも同じ。例として中華電信の申込書の一部を紹介する(ウェブ上にある。※リンク先はワードファイルなので注意)。

 見ればわかると思うが、2種類の身分証明証が必要で、普通の旅行者であればパスポートと運転免許証(台湾内で運転するための中文翻訳文があれば更にいい)でいけるはず。ただし、SIMの発行は直営店のみなので、キャリアの看板をちらりと見ただけで入ると発行できないこともある(看板に直営店か特約店か書いてある)。

 まず最初に行ったのが中華電信。発行は中華電信の営業所(NTTの営業所を想像してもらえればいい)のみ。入って窓口が分かれているかと思ったが、支払いとその他に分かれているだけなので、番号札をもらって待つ。ちなみに、営業所に入る前に体温チェックがあった。窓口の女性はとても親切で、彼女が書ける部分はすべて書いてくれるので、サインなど最小限記入して終わり。名称は「如意卡(Ideal card)」、価格は300元で、一番安かった

 次に行ったのが威寶電信(Vibo)。学生向けにかなり安いサービスを提供しているので客は高校生ばかり。ここも恐ろしく愛想がいい(特に日本人とばれたあとは)。ここは既存のSIMに貼り付けて2枚一緒に端末に差し込めるSIM("威通旺卡")を扱っているが、残念ながら在庫が無く普通のSIMに。申請手順は全く同じ。名称は「威寶旺卡(VIBO one card)」、価格は388元で一番高かった。


 最後に行ったのが、台湾大哥大。手順は全く同じだったが、番号は選ばせてくれなかった(別にいいけど)。名称は「台湾大哥大fun心預付卡」(fun心=放心で、"安心"の意味)、価格は345元。


 後日、実際の利用時の感じなどを書こうと思う。

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