20090916

台湾携帯キャリア全社のSIMを買ってみた (威寶電信編)

 昨日台湾の遠傳電信(現在利用中)以外の携帯キャリア全社(但しデータ通信可)のプリペイドSIMを購入した(こちら)。

 今日は早速、威寶電信(VIBO)から試してみた。このキャリアは時間単位で使い放題のサービスを行っており、旅行者などには非常に使い勝手がいいのではないかと思う。


 キャプチャ画面のように用意されているサービスは三種類。24時間(1日)99元、72時間(3日間)249元(24時間当たり83元)、そして120時間(5日間)399元(同80元弱)である。

 設定は747に電話した上でガイダンスに従って行うだけ、有効になるとSMSが飛んできて知らせてくれる(それまでは繋がらない)。

 接続してみてわかったことは、~日本だとイマドキって感じかもしれないが~3.5Gのサービスエリアが都市中心部に限られているようで、台北市の南端(1kmも行くと台北県新店市)にある私の家ではどうやっても普通の3G接続しかできなかった。※下の記述をみて、「えらく古いだろうな」と思ったが、あまり3.5Gサービスエリアの拡大は進展していないようだ。


 で、今日はMRT內湖木柵線の萬芳醫院站から忠孝復興站を経由して台北車站まで行き、そこから臺鐵を利用して中壢まで行く中で状況を確認してみた。



 MRT內湖木柵線では乗車駅である萬芳醫院站では3G接続で、北上する途中、六張犁站付近から3.5G接続となった(和平東路以北は3.5Gのエリアなのかな、と漠然と考えた)。


 そして忠孝復興站から台北車站までは忠孝東路をバスの移動となったが、ずっと3.5Gの接続だった。その下を走る捷運板南線も沿線全部3.5Gで接続できると思う(台北市内の捷運の地下部分もずっと接続できる)。

 臺鐵の台北車站も地下にあるが、遠傳電信では接続できなかったプラットホームでも3.5Gで安定して接続できた。そしてそのまま板橋站を過ぎ、地上に出て樹林站手前まで3.5G接続できた。遠傳電信では3G接続さえ切れることがあったので少し驚き。この辺りまでは臺灣高鐵(新幹線)と並走しているので気合いを入れて整備したのかもしれない。


 この後うつらうつらしてしまい確認していないが、桃園站手前(停車のアナウンスがあり目が覚めた)で確認すると駅に近づくと3.5Gの接続となり、そして降車駅である中壢站でも3.5G接続だったので比較的大きな駅周辺は3.5Gの整備が済んでいることは理解できた。

 以上、台北市内で3.5G接続できない場所があるのは驚いたが、特に接続不可になる場所もなく安定して接続できたのは確認できた。もちろん、地方や山岳部へ行くと不通かもしれないがそれ以外の用途であれば結構使えると思った。

 このキャリアはプリペイドでは最低99元となるが、一般的な契約であれば、インターネット接続も一日当たり39元となる『行動數據日租型』というサービスもあり、予備の端末用のSIMとしては非常に魅力的なキャリアなのだ。

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