恥ずかしいことだが、政治大学で一年中国語を勉強した割には、聴力は洒落にならないほど低い。面と向かっていればまだしも電話になると難易度は絶望的に高まる。昨朝、淡水の仕事場から木曜日は10時(の会議)に出てくれと言われ(カッコ内はわたしの勝手な理解)、いつもより一時間早い朝7時半の高鐵のチケットを購入。9時過ぎに台南駅に到着する直前、携帯が鳴り「小○(現場担当者)の友人だけど、迎えに来たから早く出て来てくれ」、「いやまだ着いていないんだ」、「長く停車できないから早く来て」「だからまだ着いていないんだって」「...」ときりの無い会話をしている途中で駅に到着。
現場に向かう車の中で「いやぁ今日は大変だ、7社だもんな...ブツブツ...」というのを聞いて、今日は会議などではなく、入札であることに気付いた。でも彼らは業者だし、俺は一応設計事務所だし...と思っているうちにオフィスに到着。ちなみにここはですね、八田與一さんが造られたダムです。私の来た場所は役所の一セクションなんですわ。
結局私の立場はたった一人の「入札立会い」という扱いで、役人の人たちの開封の様子などを向かい合った席から拝見させてもらった。その後担当者と打ち合わせと言うことなんだが、全員台湾語を話すもんだから、私にはまったく理解できず。指差している図面を見ながら、かろうじて内容を推測するだけの体たらく。まぁ、推測した内容は完璧だったけど。
現場に行ってみると、手抜きで地中梁が無く床下の土砂が流出して、犬走りが沈下していることを知る。ここはもともと軍の施設な訳だが、こうした手抜きと無計画な増築で、改修する方は訳がわからん。おまけに業者は間違えてラーメン構造のコンクリート柱を二本、床を1ブロック梁ごと解体しちゃうし。それでも問題にならないのがこの島。
20070906
入札...
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